2019年3月、僕は北極へ向かう
札幌でも発表しましたが、来年は素人の若者たちを連れてカナダ北極圏の海氷上を歩く長距離の遠征を行いたいと思っています。
昨夜も「僕も行きたいです、私も行きたいです」という若者が5人も集まりました。本当に皆んなが行くのか、行けるのかはこれからですが、私自身言い出した手前、いよいよやらなくてはいかんなと気持ちを新たにしました。
(北極冒険家荻田泰永のブログから引用)
有名な北極冒険家の講演会に影響された人達がいる。
僕もその内の一人だ。
荻田さんとのメール
この講演会の半年程前の2017年10月23日、冒険家の荻田泰永さんにメールを送っていた。
これがその時のメールの内容
南極にむけて準備中のお忙しい中メールを送ってしまい申し訳ありません。
荻田泰永さん初めまして。私はいいじま と申します。今年で23歳で船乗りをしております。
TVで荻田さんを知って以来、著書である北極男などを通して冒険というものに興味を持ちました。
元々、異文化に対する好奇心が強く学生の頃に短い期間ですが世界一周や留学などしていました。荻田さんはお話しを聞いた時に僕の好奇心に火がつきました。
私も北極に訪れてみたいです。
荻田さんのHPの『なぜ北極に行くのか? 2011年』の荻田さんがやりたい事を拝見しました。近い将来に若者を連れて北極を歩きたいという考えを知りました。よろしければこの企画をやる際は私も連れてって下さい。北極で生き抜く知恵を学ばせて下さい。
突然のメール失礼しました。
いつか会えるのを楽しみにしています。
この時の荻田さんの返信は、
・北極に若者を連れていくというのは具体的には決めてないが将来的には必ずやろうとしていること。
・ガンガンいろんなことをやってみましょう
というものだった。
憧れの人からのメッセージが来て嬉しかった。
あわよくば若者を北極に行くプロジェクトに参加したいなと考えていたが、具体的に決めてないとことで勝手にこの計画はまだ先のことそうだなと感じた。
計画
今もあまり変わらないがこの頃の僕は悩んでいた。
北極にいきたいが今の仕事はどうしよう?
まず北極にはどうやって行くんだ?
冒険のスタイル、技術習得はどうするか?
予算は…?
まずは北極について知る必要があるなと感じた。
極地関連の書籍を読んだり、ネットで情報を集めたり、荻田さんにメールを送ったようにその道の第一人者に聞いたり、時には日本極地研究振興会を訪れたりした。
人に会うには交通費や時間がかかったり、好きなことをするって労力や金が必要だなと感じた。
情報収集しながら北極冒険の計画のことを色々と考える中で、
予算は150万くらい、レゾリュートを拠点として生活すること、仕事は退職することを決めた。
なぜそう決めたかというと、荻田さんの過去の活動を参考にしたからだ。
彼は冒険家の大場満朗さんと北極を訪れた後、一人で毎年北極へ訪れている。
今では極地冒険の第一人者だが、昔はアウトドア経験がなくバイトで150万ほど貯めてレゾリュートで経験を積んでいた。
僕もこの方法で経験を積みながら北極に慣れていこうと計画していた。
理想は北極経験者の方と一緒に過ごす事で極地での技術を学びたかったが、縁がなければ最悪一人でレゾリュートに滞在しながら耐寒トレーニングをする予定だった。
講演会にて
仕事を辞め、時間に余裕ができた僕は実際に荻田さんに会いに行った。
これが1回目の講演会の時
そして、2018年4月26日の講演会
荻田さんが若者を北極に連れて行こうとする計画を建てていて、もう志願者がいることを知った。
半年前に連絡したときに、まだこの計画は先になりそうだなと判断して一人で北極行く計画をしている僕にとって衝撃的だった。
咄嗟に僕もこの計画に参加したいと思い舞台に出た。
この時の事が、ブログの最初に書いたことである。
2019年3月、僕は北極に行きます
僕は北極に行きます。
これは僕が勝手に宣言しているだけです。
まだ荻田さんの計画は具体的に決まっていないし、志願者が多ければ参加人数も減らされ、もしかしたら僕はこの計画には参加できないかもしれません。
それでも敢えて宣言します。
元々一人で北極行く計画をしていたからというのも理由の一つですが、宣言して目標を掲げることで自分自身が頑張って行動できると感じたからです。
正直な話、体力や技術、正社員を辞めたことなど不安なことだらけです。
一部の方からいい歳なんだから夢ばっかり語ってないで正社員に戻りな等の助言も頂いたりもします。
冒険以外でもこれからの将来のことを考えると夜も眠れません。
それでも、
ネガティブなことを全部含めてもやっぱり北極に行きたいのです。
もしよければ皆さんも応援お願いします。