航海士は旅にでる

新しい旅人の在り方『航海士×旅』を提唱する男

男ならカンパチ船長から生き方を学べ【反応まとめ】

先日、僕が初めて船に乗った時のことを記事にしました。

こちらの記事
【体験談】文系大学を卒業した僕が航海士(船乗り)になった時の話 - 航海士は旅にでる

それをTwitterに載せたところ、多くの方からの反応がありました。


この記事は内航船業界で有名なカンパチ船長の言葉を多くの方に知って貰いたくまとめさせて頂きました。この件を快く承諾して下さったカンパチ船長ありがとうございます。

同じ境遇で頑張っている方

既に船の世界を去った方

そんな方に特に読んでもらいたいです。

カンパチ船長

(カンパチ船長とはTwitterで話題の内航船で暮らしている猫と船長)



同感です。自分はまだ見習いで皆さんに迷惑をかけて乗っています。雑用もできないとなんのために船に乗っているのかわからなくなります。

『無理じゃない、覚えろ。やれ』

自分は不器用なので見ているだけでは絶対に仕事を覚えることができないです。やることでしか覚えれない。1番辛いのは何もするなと言われて放置されることです。

見習い自らが環境の改善を求めるのはよくないです。船員さんはその前に仕事覚えろって考えていると思うし、そんな人は煙たがれて船内の雰囲気悪くして仕事にも支障をきたすから。

だけど、上の人が今の内航船業界の雰囲気を改善しないのはどうなのかなとも思っています。これだけ『船内不足』が騒がれるのは何故かって気づいてるのに目を背けているなという感想。

Twitterの反応で気づいたのだが、多くの人が内航船業界の雰囲気に不満を持っていて辞めている。僕より優秀な免状持ちの子が。


(日本内航海運総連合会 http://www.naiko-kaiun.or.jp/union/union09.html

船員の高齢化で船員さんの半数以上が50歳以上です。1人でも多くの船員さんが必要だと思います。

若い船員さんを増やすにはベテラン船員さんの協力もある程度は必要な不可欠だと考えています。

『酒・タバコ・女・博打・喧嘩』
海の男話題は豪快で時に馬鹿らしく、時に誇らしくて好きです。面白い。自分と正反対のものって本能的に惹かれます。

僕も馬鹿やるのは大好きなのでw

ただ、僕自身はやるかどうかとしては別です。どうもタバコ、博打などの嗜みは向いてないのと、自分の夢のためにお金を少しでも貯めたいからです。


カンパチかわぇぇええええ!!❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️

個人的にはもう少し色々と呟いて欲しかったです…



船乗りになる覚悟はあるか?

今でこそ船長として働いているカンパチ船長にも下積み時代があったのです。もちろんカンパチ船長以外にも皆さんの船に乗船しているベテラン船員さん達も。見習い時代って船乗りの通過儀礼みたいなものなんです。それを乗り越えて一人前になるみたいな。

大学を卒業して船乗りになる方は、周りにいる研修できちんと教育を受けている友達と比べてしまうかもしれません。

陸と海の仕事は別と割り切りましょう。内航船で優しく教えてもらえるいうはないです。

それを覚悟した上で船の世界に入ったら、あとはやるしかないのです。

現実的な話

精神面的な面は上記に述べたような気持ちでやるしかないですが、実際は難しいのも理解できます。

事実、船乗りの見習い以外じゃなくてもベテラン船員さん達は仕事量や人間関係が上手くいかず辞めてる人が多いです。

ただベテラン船員さん達の場合は長い経験があるからすぐに船の仕事が見つかるのです。

新人だと話は少し違う。瀬戸内一人ワッチできなかったり経験や知識は不十分な方は雇って貰えなかったり、例え雇って頂いても事故を起こすのが関の山です。

一人前になるまでは我慢して下さい。そこから船が気に食わなければ、転職して自分の合うところを見つければいいんじゃないかと思います。

本当は内航船の雰囲気が少しでも良くなればいいなと思っていますが

それは絶対に無理だと思います。

内航船業界は変わらない。

相手が変わらなければ自分が変わるしかないのです。

男ならカンパチ船長、他のベテラン船員さん達のように気張って生きていきましょう。

他の方の意見はこちら

『大学を卒業した僕が船乗りになった話』意見・反応まとめ - 航海士は旅にでる